
産後の美容院はいつから行ってもいいのかな?

子連れで行ける美容院もあるのかな…
産後の美容院デビューのタイミングには悩みますよね。
お宮参りや記念写真撮影などの予定もあるのに、「まだ早いかな?」「赤ちゃんはどうしよう?」など、不安も多いものです。
実は、産後すぐに行くのはNG。自身にとってのベストなタイミングを見つけることが重要です。
この記事では、産後いつから美容院に行けるのか、子連れ美容院の選び方、自宅でのケア方法まで詳しく紹介します。
産後いつから美容院に行ってもいい?

産後の美容院は、一番早くて子どもの1か月検診以降が目安です。
産後6〜8週間は産褥期と呼ばれ、妊娠・出産で大きく変化した体が元の状態に戻ろうとする大切な期間です。
会陰切開や帝王切開の痛み、子宮収縮による不快感が続くこともあり、この時期は無理な外出は控えめにすることをおすすめします。
それ以外にも、以下のポイントを目安に美容院デビューのタイミングを検討してください。
それぞれ見ていきましょう。
授乳間隔が3時間以上になってから
授乳間隔が3時間以上になってから美容院に行くのがおすすめです。
完全母乳の場合はとくに、授乳間隔が重要なポイント。美容院での施術時間に加え、往復の移動時間も考慮すると、最低でも3時間程度は確保したいところです。
生後3か月を過ぎると授乳間隔が5時間程度まで開くことも多く、その頃が1つの目安となるでしょう。
体調が回復してから
産後は想像以上に体へのダメージが大きいもの。
とくに同じ姿勢を長時間保つ必要がある美容院では、腰痛や疲労を感じやすくなります。カラーやパーマなど長時間の施術を予定している場合は、体力の回復を待ってからにしましょう。
赤ちゃんとママの体調を第一に考え、早くても産後1か月検診後、理想的には生後3か月以降に美容院デビューすると負担が少ないでしょう。
初めは短時間のカットから始めて、徐々に長時間の施術にチャレンジしていくのがベストかもしれません。
【体験談】お宮参り直前に美容院へ
赤ちゃんが男の子なら生後31~32日目、女の子は生後32~33日目がお宮参りの目安とされています。

私の場合は、切迫早産で安静期間が長く体力が戻っていなかったのでお宮参りを生後4か月ごろに延期しました。
体調を整えてから行ったことで、体の痛みなどを気にすることはありませんでした。
また、抱っこにも慣れてきていたので夫と交代しながらゆっくり写真撮影を楽しむ余裕もありました。

ちなみに、体重も出産直後よりもやや戻っていたので、パンパンの状態じゃなく写真に映れたのもよかったです!
産後に美容院でカラーするなら「ヘナカラー」がおすすめ

産後はホルモンバランスの乱れにより、普段以上に肌が敏感になっています。化学薬品を使用したカラー剤や縮毛矯正は頭皮にダメージを与えたり、抜け毛を促進したりする可能性があります。
比べてヘナカラーは天然成分を主とするため髪に優しく、色持ちも良好。
事前に美容師さんに産後であることを伝えれば、頭皮に優しい施術方法を提案してくれるはずです。
市販のヘアカラーは控えて
カラーリングや縮毛矯正が母乳に影響があるという医学的根拠はありません。
しかし、市販のカラーリング剤には「妊娠中の方の使用は控えるように」と記載されているものも多く、産後も注意が必要です。
産後は頭皮が敏感になっているため、頭皮のかゆみや発赤、頭皮のヒリヒリ感などが生じる可能性があるでしょう。
自己判断での使用は避け、まずは美容師に相談することをおすすめします。
肌の調子にあわせてカットだけの選択肢もある
肌の調子がすぐれない場合は、カラーやパーマ、縮毛矯正などは控えめにするのがベスト。カットだけでも、傷んだ部分を切ることでまとまりやすくなったり、ツヤが出たりします。
また、産後の抜け毛が気になる方には、薄毛が目立ちにくいカット方法や、乾かし方のコツを提案してくれる美容師さんもいます。まずはカットだけから始めて、様子を見ながら徐々にカラーなどの施術を検討するのがおすすめです。
産後の髪型チェンジは、ナチュラルな「ヘナカラー」や「カットのみ」から始めるのが安心です。とくに産後3か月までは頭皮や肌の状態に十分注意を払い、段階的に施術メニューを増やしていくことをお勧めします。
産後の抜け毛が目立つときは美容院に行くべき?

実は、この時期こそ美容院に相談するのがおすすめです。
産後の抜け毛は、ホルモンバランスの変化や授乳による睡眠不足などが原因で起こる自然な現象です。
産後2か月、3か月頃から抜け毛が気になり始め、4~6ヶ月頃にピークを迎えることが多いようです。
抜け毛が目立ちにくい髪型の提案や、頭皮に負担をかけない洗い方やブローの方法を教えてもらえる場合があるでしょう。
産後の抜け毛対策
産後の抜け毛は自然に落ち着くのを待つしかないと言われますが、以下のような対策で症状を緩和できる可能性があります。
- タンパク質をしっかり摂取する
- 亜鉛を含む食材を意識的に取り入れる
- ビタミンB群、ビタミンEの摂取する
- できるだけ睡眠時間を確保する
- 紫外線による頭皮の乾燥を防ぐ
- 頭皮マッサージで血行促進する
- 敏感肌・乾燥肌用シャンプーを使用する
- 定期的な頭皮ケアをする
- 髪型を工夫して薄毛を目立ちにくくする
抜け毛がかなり気になる方は、治療薬で改善する手段もありますよ。
産後の抜け毛に対するNG対応
産後の抜け毛に対して避けてほしい対応があります。
以下のような対応は、かえって抜け毛を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
- タイトな髪型で髪を引っ張る
- 過度なダイエットで栄養が不足する
- 自分の頭皮に合わないシャンプーを使用する
- 頭皮を乾燥させる熱いお湯で髪を洗う
産後の抜け毛は一時的な現象であり、時期が来れば自然に改善することがほとんどです。この時期はとくに頭皮や髪を優しくケアし、必要に応じて美容師さんに相談して、抜け毛が目立ちにくい髪型にするなどの工夫をすることをおすすめします。
産後に美容院へ行くときの準備

産後初めての美容院は、しっかりと準備をすることで、ママも赤ちゃんも快適に過ごせます。
赤ちゃんを預けるか、一緒に行くかによって必要な準備が異なります。
詳しく見ていきましょう。
夫や親に預ける場合
赤ちゃんを自宅で安全に預けるためには、事前準備と情報共有が重要です。
預ける側も預かる側も不安なく過ごせるよう、必要な情報を整理して伝えることが大切。
- 人見知り対策として普段から触れ合う時間を作る
- 育児用品の置き場所を明確に伝える
- ミルクの作り方や量を具体的に説明する
- あやし方のコツを実践して見せる
- 授乳のタイミングを調整(乳腺炎予防)する
- 搾乳グッズの準備と使い方を説明する
初めて預ける場合は、短時間から始めることをおすすめします。
託児付き美容院を利用する場合
託児付き美容院は便利ですが、サービス内容や体制は店舗によって大きく異なります。
赤ちゃんの安全と快適さを確保するため、事前の入念な確認が必要不可欠です。
- 預け入れ可能な月齢(店舗により異なる)
- 保育士資格保有スタッフの在籍状況
- ベビーカーでの入店可否
- 施術中の赤ちゃんの様子を確認する方法
- 保育スタッフ1人あたりの子どもの人数

私が0歳の長男を預けたとき、幼稚園生くらいの子が3人いて保育士は1人でした。
施術が終わったら長男の顔に引っ掻いた傷ができていて、残念な気持ちになってしまいました…
安心して預けられる環境かどうかをチェックしておきましょう!
地域の託児は月齢によってはむずかしい
地域の託児サービスは月齢制限が厳格です。施設の体制や安全管理の観点から、受け入れ月齢が細かく設定されています。
- 生後57日~(一部施設)
- 生後3か月~
- 生後6か月~
地域の託児サービスは比較的リーズナブルな価格で預けられるため、美容院の予約前に月齢を確認しておくとよいでしょう。
産後に美容院へ行くときの注意点

体調やスケジュールの管理は、産後の美容院を快適に過ごすためのカギとなります。
以下の3つのポイントを意識することで、リラックスした時間を過ごせます。
体調の変化に気をつける
産後はホルモンバランスの変化や育児の疲れで、体調が日々変動しやすい時期です。以下のような場合は、無理せず予約を変更しましょう。
- 睡眠不足が重なっているとき
- 肩こりや腰痛がひどいとき
- 赤ちゃんの体調が優れないとき
- 天候が悪く体調に影響がありそうなとき
予約時に「産後間もない」ことを伝えておけば、当日のキャンセルにも柔軟に対応してもらえる可能性が高くなります。
髪質が変わっている可能性がある
ホルモンバランスの変化により、今までと髪質が変わっているケースがあります。出産前と同じ施術方法では、思い通りの仕上がりにならない可能性もあるので注意が必要です。
- カラーが入りにくい
- パーマがかかりにくい
- 髪のコシや艶が変化
- くせ毛が強くなる/弱くなる
美容師さんに髪質の変化を伝え、現状に合わせたアドバイスをもらうことをおすすめします。
一度にいくつも施術をしない
「せっかくだから」と欲張りがちですが、長時間の施術は体への負担が大きくなってしまいます。
産後初めての施術のコツは以下のとおりです。
- カット+カラー+パーマなど、複数の施術は避ける
- 新しい施術にチャレンジする場合は、体調の良い日を選ぶ
- 最初は2時間以内で終わる施術から始める
- 次回の予約を早めに入れて、施術を分散させる
産後の美容院では「自分の体調を最優先」に考えることが大切です。美容師さんに産後であることを伝え、体調に合わせて施術内容や時間を調整してもらうことで、安心して美容院時間を楽しむことができます。
ワンオペ育児で美容院に行けない!おすすめの自宅ケア商品

産後に抜け毛や髪のパサつきが気になっても、ワンオペ育児が続くとなかなか美容院に行けないママも多いはず。そんなときは自宅でのヘアケアで対応しましょう。
ワンオペ育児中の過ごし方については、こちらも参考にしてみてくださいね。
100%天然由来のエイジングケアシャンプー
頭皮に優しい天然由来成分で作られた、産後のデリケートな頭皮にもおすすめのシャンプーです。
無添加で肌に優しく、頭皮環境を整えてくれます。また、抜け毛予防効果も期待できます。
- 天然由来の洗浄成分使用
- アミノ酸系の保湿成分配合
- 頭皮の血行を促進する成分入り
産婦人科医&管理栄養士によるW監修の葉酸サプリ
産婦人科医と管理栄養士のダブル監修による、産後ママの健康をサポートするサプリメントです。
髪の健康に必要な栄養素を補給でき、産後の体調管理にも効果的です。授乳中のママも安心して摂取できます。
- 鉄分、亜鉛などのミネラル配合
- ビタミンB群が豊富
- 母乳育児をサポートする成分も含有
女性のために作られた頭皮と美髪ケア
女性特有の頭皮悩みに着目した医薬部外品の育毛剤です。
女性ホルモンに着目した処方で、頭皮環境を整える有効成分が配合されています。
- 野ばらの香り
- 女性ホルモンにアプローチするイソフラボン配合
- 育毛・発毛促進、薄毛、かゆみ、脱毛の予防効果
- 無香料で赤ちゃんへの影響も最小限
- 病後・産後の脱毛にも対応
美容院に行けない時期は、自宅でできるヘアケアを取り入れることで髪の健康を保てます。ただし、製品選びの際は必ず「授乳中使用可能」な商品かどうかを確認し、気になる場合は医師に相談するのがおすすめです。
まとめ:産後の美容院は体調に合わせて!自宅ケアもあわせてキレイを叶えよう

産後の美容院は、早くても1か月検診後、理想的には生後3か月以降がおすすめです。施術内容は短時間のカットから始めて、徐々に増やしていくと負担が少ないでしょう。
美容院に行けない時期は、天然由来のシャンプーや育毛剤など、自宅でできるケアを取り入れてみてください。
ママと赤ちゃん、それぞれの体調に合わせて無理のないペースで美容院デビューを楽しんでみてくださいね。
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